●国家安全保障局「NSA」は、1952年にトルーマン大統領によって設立された。

本部はメリーランド州フォート・ミードに置かれている。

FBIやCIAとは別の組織であり、世界を舞台に電子スパイ活動を行なう強大な国家安全保障機関として、陸軍安全局および海軍と空軍の通信情報機関に対しても広範囲な監督権を持っている。

 


1952年11月に誕生した
NSA(国家安全保障局)

 

●NSAは最新のハイテク機器・システムを擁して、全世界に傍受・盗聴の網を張り巡らしている。

特に地上からの通信傍受・盗聴活動が主な任務で、独自の通信衛星を持ち、アメリカの海外情報機関が本国に送る通信の保安対策も請け負っている。


●NSAの電子盗聴技術や暗号解読技術などは世界トップレベルで、世界にNSAが傍受し解読することのできない電子的な通信はないと言われるほど、NSAの能力は高く買われている。

 


NSAのシンボルマーク

 

●NSAが初めて世間にその存在を露呈したのは1960年9月である。

1990年代以後、アメリカやヨーロッパのメディアから集中砲火を浴び、「情報公開法(FOIA)」で多数の文書が公開されるようになったが、依然として秘密主義が守られている。

ワシントンでは、「NSA」は「No Such Agency」(そんな機関は存在しない)とか「Never Say Anything」(何もしゃべるな)などの略称だというジョークがある。


●最近ではインターネットの発展に伴って、NSAを中心とする世界的な通信傍受ネットワーク「エシュロン」の問題が急浮上している。

「エシュロン」は非常に大量の通信を無差別に傍受し、コンピュータによる語検索で価値のある情報を選別していると言われている。